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抗生物質はなぜ飲みきり?その理由を3つ解説

抗生物質は飲みきるように説明を受けることが多いですよね。

風邪はすぐ治ったのにあと3日間も飲まないといけない…といったように症状が治まった後も飲んでいるケースもあると思います。

では、抗生物質はなぜ飲みきる必要があるのでしょうか?

その理由を3つ解説します。

一番の問題は耐性菌

抗生物質を飲みきらなければいけない理由として、一番問題になるのは耐性菌です。

耐性菌は抗生物質が効かない菌のこと。抗生物質を飲むのを中途半端にやめてしまうと、体の中に残っている菌がその抗生物質から自分を守ろうと自ら変化していきます。

その変化した菌が体内に増えてしまって、次回以降に同じ抗生物質を飲んでも効かなくなり、治療が困難になってしまうのです。

これを防ぐためには体の中に菌を中途半端に残さないことが大事なので、決められた日数を最後まで飲みきるようにしましょう。

症状が良くなってもまだ菌が残っている可能性がある

耐性菌の話と似ていますが、症状が良くなったからといって菌が完全にいなくなったわけではありません。

その中途半端に残ってしまった菌によってまた症状がぶり返してしまう可能性もあるので、抗生物質を飲みきることは大切です。

次の治療の選択のため

医師が処方する際に前回飲んだ抗生物質を参考にします。効果があったなら同じ抗生物質を処方することもあるだろうし、効果が無かったのなら違う薬に変更する、といった感じに。

これは、前回の抗生物質をしっかり飲みきっていることを前提として選んでいることがほとんどです。

“効果が無かったから耐性菌の可能性がある”と医師が判断しても、実は薬を中途半端に飲んでいたのであれば話が全然変わってきてしまいますよね。

医師の診断を難しくしてしまうといった理由からも、抗生物質を飲みきる必要があるのでしっかりと飲みきりましょう。

飲みきらなくていいのはどんな時?

抗生物質を飲みきる重要性を説明してきましたが、飲みきらなくてもいい場合があります。

それは副作用が出た時です。

緊急性が高いものとしては、発熱や湿疹が出てしまう薬疹です。ポツポツと湿疹が出てきていると思ったら早めに病院を受診しましょう。

抗生物質の副作用は下痢が有名ですが、軽度の下痢であれば飲みきっていただきたいです。

しかし、中には治療を続けるのが困難になるほどの下痢が出ることもあるので、その症状の度合いの判断は難しいですが、飲み続けるのは辛いなと感じたら医師や薬剤師に相談していただけたらと思います。

他にも、抗生物質を飲み始めて症状が悪化した場合や、いつもとは違う体調変化などあれば病院を受診しましょう。

風邪=抗生物質は間違い

抗生物質は昔から風邪の処方によく使われてきました。しかし、風邪のほとんどがウイルスが原因です。

つまり、風邪の時の抗生物質は基本的には効きません。

飲んで症状が良くなったのは、薬が効いたからではなく自身の免疫がしっかり働いてくれたのです。

そこで、最近は抗生物質の適正使用のために厚生労働省も指針を出しています。

これは医療関係者向けですが、一人でも多くの方に抗生物質について知っていただくことが無駄な処方を減らすことに繋がると思います。

この記事がそのきっかけになれば嬉しいです。

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