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子どもの皮膚は大人と比べて乾燥しやすい?

子どもの肌はもっちりすべすべのイメージがありますよね。

しかし、子どもの肌は大人に比べて乾燥しやすいと言われています。

今回は子どもの肌にはどんな特徴があるのか、保湿はいつからすべきなのかについて紹介します。

子どもの皮脂量について

皮脂は皮膚の表面(角層)に広がり、水分の蒸発を防いでくれる役割をします。つまり、この皮脂が分泌されている量が多いほど、皮膚が乾燥しにくいという事になります。

では、子どもの皮脂量は年齢とともにどうなっていくのでしょうか?

  • 新生児期・・・ホルモンの影響で多めに分泌
  • 生後1か月・・・まだ新生児期と同じくらいの分泌量
  • 生後3か月以降・・・急激に皮脂量が減ってくる
  • 思春期・・・成長につれて皮脂量が増えてくる

新生児期ではホルモンの影響で皮脂量が多いと言われていて、新生児脂漏性(しろうせい)皮膚炎などの症状がでることもあります。

生後1か月でも皮脂量の変化はあまり見られませんが、生後3か月くらいになると急激に皮脂量が減ってきて乾燥しやすい時期に突入です。

この時期は皮脂量だけではなく、保湿やバリア機能に大事なセラミド等も少ないと言われています。

※日本小児皮膚科学会雑誌,12(1):77-81,1993

保湿は新生児から

新生児期はまだ乾燥しやすい状態ではないので生後3か月ごろの乾燥しやすくなる時期から保湿をすれば良さそうですが、基本的には新生児期から保湿するのがよいです。

新生児期で脂漏性湿疹を予防するためにはしっかり洗浄することが大事で、そこで保湿をしないと皮脂が乾燥を防ごうとどんどん分泌されてしまいます。

つまり、皮脂の出すぎを防ぐためには保湿が大事という事になるので、それぞれの赤ちゃんで状況は違うと思いますが、一般的には皮脂が多い新生児期から保湿が推奨されています。

また、新生児期からの保湿がアトピー性皮膚炎を予防するのでは?という研究結果があるので紹介します。

保湿によるアトピーの予防効果について

新生児のうちから定期的に保湿を行うと将来のアトピー性皮膚炎を発症する可能性が低くなるかもしれない、という研究結果があります。

家族にアトピー性皮膚炎の発症経験がある新生児に

1日1回の保湿ケアを行ったところ

乾燥が悪化したときのみケアをした場合と比べて

アトピー性皮膚炎の発症を32%減らした

(J Allergy Clin Immunol 134:824-830,2014)

これは全ての赤ちゃんに適応できるかどうかは分かりませんが、少なくとも家族にアトピー性皮膚炎の発症歴がある赤ちゃんに保湿をしっかりすることが予防につながる可能性はあるので、大変かと思いますが1日1回以上の保湿を頑張っていきましょう!

Q&A

よくある質問を紹介します。

保湿剤は何を使えばいいですか?

皮膚科、小児科を受診して薬が処方されているのであればその薬をしっかりと続けましょう。

そうでない場合は、市販のベビーオイルやクリーム、ローションなど使いやすいもので大丈夫です。とにかく続けることが大事です。

塗る量はどの保湿剤を使ったとしてもたっぷりと使う事。もったいないと思って少ない量で塗ってしまっては保湿効果がちゃんと得られない可能性があります。

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