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市販薬でも購入可能な五苓散はどんな頭痛に効果的?

頭痛外来などの医療機関ではたくさんある薬の中から医師が頭痛の原因や症状に合わせて処方しています。これは診断ができる医師だからこそ可能な事ですが、医師でなくても身近な市販薬を使い分けることはできます。

頭痛外来の近くの薬局で働いていてたくさんの処方を見てきましたが、五苓散(ごれいさん)という漢方薬も頭痛(片頭痛)に使われていて、一般的な痛み止めとは作用の仕方が異なるため是非使い分けをしたい薬の一つです。

今回は五苓散という漢方薬がどんな頭痛に効果があるのか、そしてドラッグストアなどで購入できる商品例を紹介します。

五苓散はどんな頭痛に効果があるのか?

どの頭痛にも効く可能性はありますが、ここではより効果が期待できる2つのタイプの頭痛を紹介します。

低気圧の影響による頭痛

低気圧(台風、梅雨など)で血行が悪くなって脳がむくみ、頭痛が生じると言われています。そこで五苓散が余分な水分を体から出してむくみを解消し、頭痛を改善します。

実際に見た事のある処方例
・アセトアミノフェンなどの痛み止めで効果が無かった時に頓服薬として飲む(その逆も見たことあり)
・頭痛予防として1日2~3回毎日飲む
・低気圧による頭痛が起きそうな直前から数日間飲み続ける
・生理痛の始まる少し前から飲む

頭痛外来の近くの店舗で働いていた時には五苓散の処方をたくさん見てきました。

このように、症状のある時だけ飲むパターンや予防として毎日飲むパターンなどがあります。

天気が悪い日に頭痛が出やすい人、低気圧頭痛の自覚がある人などは自分の頭痛の原因がある程度しぼれているので五苓散のような薬を試してみると良いでしょう。

アルコールによる頭痛

アルコールを飲んだ後の頭痛ってガンガンとした痛みで辛いですよね。

そのアルコールによる頭痛は以下のような原因で起きると言われています。五苓散がどのように作用するかを赤字で示しました。

アルコール頭痛と五苓散
・血管の拡張
→血管を広げる原因となっているのはアルコールとアセトアルデヒド。五苓散はアルコールの代謝を促進することでアセトアルデヒドが蓄積されるのを防ぎ血管が広がるのを緩和する

・脳のむくみ
→五苓散が体内の水分量を調節することで脳のむくみを緩和する

・痛み増強物質の生成
→アセトアルデヒドが蓄積すると痛み増強物質が生成されてしまう。五苓散はアルコールとアセトアルデヒドの代謝を促進することで痛み増強物質が生成されるのを防ぐ

小林製薬HPを参考にしていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

ドラッグストアで買える商品例

五苓散は市販薬でも購入が可能なのでその例を紹介します。

3種類全て、成分は五苓散です。

キアガード、テイラックは錠剤タイプでアルピタンは粉タイプという違いがあります。

よくある質問

実際に薬局で働いて、よくいただく質問を紹介します。

飲んでどれくらいで効果を実感できますか?

痛いときに1回飲めば効果を実感できる人もいます。しかし、一般的には添付文書などにもあるように5~6回の服用が目安になると思います。

誰でも飲むことができますか?

漢方薬は体質(体力)によって向き不向きがあります。五苓散は基本的にどの体力の人にも使うことができますが、尿をうまく出せていない状態の人が使うとより効果的です。

これは五苓散が利尿作用によって体の水分のバランスを調整するからです。

頭痛に効く五苓散以外の漢方薬はありますか?

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)予防で使うことがあります。効果のエビデンスもあるので処方されることも多い印象です。肩こりなどを伴う緊張型頭痛にも効果があると言われています。

葛根湯(かっこんとう)も肩こりなどを伴う緊張型頭痛で使用されることがあります。これは予防ではなく痛みがある時に短期間だけ使用するのがよいでしょう。

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