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水虫の市販薬は病院でもらう薬と同じように効くのか?

夏などの湿度が高くなる季節に発症することが多い水虫ですが、症状は季節関係なく出るので辛いですよね。

皮膚科を受診できれば一番ですが、行く時間がなかったり恥ずかしいと感じたりすることもあるかと思います。

そこで、市販薬で対応できるのであれば時間が無くても購入できますし、今ではネットでも買えるので恥ずかしさもありません。

今回は水虫の市販薬の効果と注意点を解説します。

水虫の市販薬は処方薬と同じくらい効果が期待できる

処方薬と同じ成分が使われていれば安心感がありますよね。水虫の市販薬に含まれる抗菌成分は処方薬でも使われています。

処方薬と同じ成分が含まれていれば同等の効果が期待できるので、適切に使用すれば市販薬でも治療が可能という事です。

ではどういった成分が使われているのか、いくつか挙げていきます。

余談
水虫の薬(抗真菌薬)には1日1回塗ればよいものと1日2~3回塗るものに分けられるのですが、1日1回の抗真菌薬のほうが新しい成分で基本的には効果は高いと言われています。その中でビホナゾールが1日1回で治療可能な成分として最初に開発されました。そのビホナゾールと同じくらいの効果・安全性が認められている成分が3つあり、現在の水虫の市販薬ではその3つの成分が効果と安全性に優れているのでオススメです。

水虫の市販薬で使われている成分

ラノコナゾール

ラノコナゾールは1日1回の塗布でよい抗真菌薬で、処方薬としても使用される頻度の高い成分です。

市販薬では使用されている商品は少なめとなっています。

余談
ラノコナゾールは水虫の菌(白癬菌)に対して低い濃度で効果を示します。最も低い濃度で効果を示すのはルリコナゾールで、これは市販薬にはなっていません。次いでラノコナゾールとなります。このデータは薬が強いとか弱いという比較をするのに参考にはなりますが、薬は余裕を持った濃度で作られているので実際の効果はほとんど変わらないと考えられます。

ラノコナゾール配合の市販薬の例

・ピロエースZ(第一三共)

ブテナフィン

ブテナフィンは1日1回の塗布でよい抗真菌薬で、市販薬でも配合されている商品が多く、クリームや液タイプなどの選択肢もたくさんあります。

ブテナフィン配合の市販薬の例

・ブテナロックVα(久光製薬)
・ラマストンMX2(佐藤製薬)

テルビナフィン

テルビナフィンは1日1回の塗布でよい抗真菌薬で、処方薬でも使用頻度が高い成分です。

余談
ラノコナゾールは白癬菌とカンジダ菌にも高い効果を示しますが、ブテナフィンとテルビナフィンはカンジダ菌に対しての効果は他の抗真菌薬に劣ると言われています。

テルビナフィンの市販薬の例

・ラミシールAT(グラクソ・スミスクライン)
・ダマリングランデX(大正製薬)

水虫の処方薬で使われている成分

上記のように市販薬の中にも処方薬で使用されている成分がありますが、処方薬にしか存在しない成分も存在します。

ここでは代表的な処方薬の一部を先発品の商品名で挙げていきます。

・ルリコン(ルリコナゾール)
市販薬には存在しない成分で、最も少ない濃度で効果を示すため処方薬の中でも効果が高いほうと考えられます。1日1回のタイプ。

・ラミシール(テルビナフィン)
前述の通りです。

・ゼフナート(リラナフタート)
市販薬には存在しませんが、同系統のトルナフタートという成分は市販薬に存在します。リラナフタートは1日1回の塗布でよいですが、トルナフタートは1日2~3回の塗布が必要です。

・エンぺシド(クロトリマゾール)
1日2~3回塗布する必要がありますが、効果はビホナゾールと同じくらいと言われています。水虫よりはカンジダ菌に対して使用されることが多い印象です。

・ぺキロン(アモロルフィン)
1日1回の塗布でよい成分で、以前まで市販薬にも使用されていましたが製造中止などによって現在は市販薬にはほとんど使われていないようです。

・メンタックス(ブテナフィン)
前述の通りです。

・マイコスポール(ビホナゾール)
1日1回の塗布でよい成分で、市販薬にもいくつか配合されている商品があります。

・アスタット(ラノコナゾール)
前述の通りです。

市販薬の注意点

水虫の市販薬を使用する上で注意するポイントを紹介します。

成分が多く含まれている

市販薬の特徴としては、抗真菌薬以外にもかゆみ止めなどの成分が複数配合されていることです。

これによりかゆみを伴う症状には効果を実感しやすいというメリットはありますが、成分が何種類も入っているという事は刺激やかぶれのリスクが高くなるというデメリットもあります。

処方される薬のように水虫の根本的な治療には抗真菌薬だけで十分なので、副作用を考慮すると抗真菌薬単独の商品を選ぶのがベストです。

もちろんかゆみが強い場合などはかゆみ止めが配合されている商品を選ぶのも良いでしょう。

抗真菌薬単独の商品
・ブテナロックLスプレー(久光製薬)
・ラミシールAT液(グラクソ・スミスクライン)
・ラミシールATクリーム(グラクソ・スミスクライン)

爪水虫には対応できない

爪の水虫は市販薬では基本的には治療できません。

爪の水虫を治療するにはしっかり薬を浸透させる必要があります。そのため、市販薬よりも濃度が高い薬市販薬には存在しない成分、もしくは飲み薬などで治療が必要となるため皮膚科を受診するようにしましょう。

市販薬で対応できるシーン

市販薬を使用する場合は、まず水虫かどうかがはっきりしている必要があります。

足がムズムズして赤くなっているという症状だけでは水虫かどうかは判別できないので、そういった人は市販薬の前に皮膚科を受診するのがベストです。

水虫と診断されたことがあって今回もその症状と同じ場合や、治療中だけど病院へ行けずに一時的に市販薬で対応したい場合などは市販薬の使用を考慮してもよいと思います。

もし使用している(使用していた)薬と同じ成分のものがあればその商品を使用するようにしましょう。

市販薬の注意点
薬を使用した場合、皮膚科での水虫の検査に影響することがあります。病院では皮膚の表面に水虫の菌がいるかどうかを検査するのですが、薬を使用していると表面の菌をやっつけてしまい検査では水虫の菌が検出されないということが起こる可能性があります。表面の菌を抑えているだけでは完治ではないので困りますよね。そのため、水虫かどうかがあいまいな場合は先に皮膚科を受診するのが大切です。もし市販薬などを使用している場合は医師にその旨を伝えるようにしましょう。

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