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痛み止めの選び方と考え方

先日、Instagramでこんなアンケートをとってみました。

 
 
 
 
 
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フォロワーさんに聞いた、痛み止めの使用者数ランキングベスト5です。 薬局で働いていると薬剤師からの販売になるロキソニンSを売る機会は多いのですが、イブやバファリンの販売をする機会はあまり多くありません。 そこで、皆様が普段どんな痛み止めを購入して使用しているのかを知りたいと思いアンケートを取らせていただきました! 痛み止めは自分に合っていてよく効くものを使っているかと思いますが、他のみんながどんな商品を使っているのかを知ることで選択肢が広がれば幸いです。 登録販売者の方や薬剤師の方は接客の参考になるかもしれません。 ※フリーコメントで回答してもらっているため、商品を特定できなかったものは集計に含まれていません🙇‍♂️ #ロキソニン #痛み止め #痛み止め必須 #市販薬 #鎮痛薬 #ロキソニンs #ロキソニンsプレミアム #ロキソニンsプラス #痛み止めの副作用 #カフェイン #薬の副作用 #イブプロフェン #バファリン #アセトアミノフェン #カロナール #タイレノール #頭痛 #生理痛 #薬剤師 #登録販売者 #調剤薬局 #ドラッグストア #登販

けん@薬局薬剤師(@ken_pharmacist)がシェアした投稿 –

400人以上の方に応えて頂き、とても嬉しいです!ありがとうございます!

アンケートをとってみて、皆様それぞれが痛み止め=コレ!という商品があるんだなと思いました。

しかし一方で、この薬を続けていいのか?他の薬のほうがいいの?といった不安や疑問の声も多くあがっています。

そのような不安が少しでも解消するよう、今回は痛み止めの選び方や考え方を紹介します。

絶対的なオススメ商品は存在しない

薬局での接客時や、Instagramで発信していると「オススメはどれですか?」と聞かれることがあります。

これの答えとして「〇〇がオススメです」や「●●が良く効きます」と自信をもって言える商品は存在しません。

なぜかというと、後にも書きますが個人差が大きいからです。

たくさんある商品の中から自分に合ったものを選ばないといけないので大変ですが、痛み止め選びに正解や間違いはない!と気楽に考えて頂けると良いかと思います。

副作用の可能性が低いものを選ぶ

痛み止めの効果は個人差が大きいですが、副作用の出やすさは成分からある程度予測することができます。

数値化できない痛み止めの効果よりも副作用の有無のほうが評価しやすいからです。(もちろん全く副作用が出ない人のほうが多いですが)

まずはメインの成分から副作用のリスクを考えてみましょう。

痛み止め成分の副作用で考える

主な痛み止めの成分としてはイブプロフェン、ロキソプロフェン、アセトアミノフェン、アスピリン、エテンザミド、イソプロピルアンチピリンが挙げられますが、この中で一番リスクが低いと考えれる成分はどれでしょう?

正解は・・・

アセトアミノフェンです。

ちなみに上記の痛み止め成分を分類するとこうなります。

アセトアミノフェン
アセトアミノフェン
NSAIDs(ピリン系)
イソプロピルアンチピリン
NSAIDs(非ピリン系)
イブプロフェン、ロキソプロフェン、アスピリン、エテンザミド

NSAIDsに分類される薬のほうが胃の痛み(胃腸障害)や咳(アスピリン喘息)、腎臓への負担がかかる可能性があると考えられますが、アセトアミノフェンにも肝障害の副作用があるため、絶対に安全な薬はないことだけは理解しておきましょう。

痛み止めの効果があるのであればリスクが低いものを選ぶに越したことはありません。

今まで副作用のことを考えてなかった人、今飲んでいる薬の副作用が気になっている人はアセトアミノフェンの痛み止めを選んでみると良いでしょう。

18歳以下の子どもを対象にした研究でイブプロフェンとアセトアミノフェンの副作用(胃腸障害、喘息、腎障害)のリスクに差はないという報告もあるのでNSAIDsの中ではイブプロフェンが安全性の面では使いやすいのかなと思います。

補助的に入っている成分で副作用を考える

痛み止めの商品の中には、メインの痛み止め成分に加えて以下のような成分が配合されていることがあります。

無水カフェイン
鎮痛作用、眠気防止作用を期待して配合
過剰な摂取は頭痛や不眠の原因となる可能性がある

アリルイソプロピルアセチル尿素
鎮静作用によって痛みを感じにくくするのを期待して配合
眠気が出る可能性がある(無水カフェインで眠気防止を期待)

マグネシウム類
胃酸を抑える作用で痛み止め成分による胃痛の副作用を軽減するのが目的

これらの成分が入っていることで痛み止めの効果が高まる可能性もありますし、副作用が出やすくなる可能性もあります。

これらの成分で痛み止め効果が高まる可能性よりかは、副作用が出る可能性が高くなると思うので“まずは”配合されていない商品を試してみるのが良いです。

あまり大声では言えませんが、成分がたくさん入っている方が効果が高いというイメージをCMなどで印象付けられていると思います。まずはシンプルなものを選ぶようにしましょう。

症状によって使い分けるのもよい

痛み止めを使用している人は一つの商品だけを使っていることも多いかと思います。

「頭痛にしか使わない」、「生理痛の時だけ飲む」など使用目的が限定されているのであれば前述している痛み止めの選び方で十分です。

しかし、複数の症状に使うことがあるのであれば痛み止めを使い分けるというのも良いかもしれません。

例えば、生理痛であれば飲む頻度、回数がある程度予測できるのでできるだけ成分がシンプルで副作用を意識したものを選ぶ。そして頭痛の時はできるだけ効果の高いものを選ぶ、といった感じです。

頭痛に対して、アセトアミノフェン・無水カフェイン・アスピリン(エテンザミド)の組み合わせが効果的という報告があります。生理痛ではこの組み合わせが他の成分よりも効果的という報告はなさそうです。

まとめ

今回は痛み止めを選ぶ時の考え方を紹介しました。

今使っている痛み止めが合っているのであれば実行する必要はありませんが、この考え方は他の胃薬とか鼻炎薬を選ぶ際にも使えると思うので活用してみてください。

よくある質問

店頭やInstagramでいただく質問をいくつか紹介して答えていきます。

この薬(痛み止め)をずっと飲んでるんだけど大丈夫?

ずっと続けても大丈夫な人もいれば、どこかで副作用が出てしまう人もいます。これは、この薬だから大丈夫、この薬は危ないからダメということはなくどの薬でも同じです。

痛み止めは飲まないに越したことはない薬なので飲む回数を減らす方向で考えることも必要かと思います。

例えば、頭痛で飲む回数が多いのであれば原因を知ろうとするも良いかと思います。

痛み止めの飲み過ぎが原因で生じる頭痛もあるので、月に10回とか15回くらい飲むのであれば頭痛外来を受診することをオススメしています。

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